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授乳中の災害時の備えについて

こんにちは助産師田口です。

突然ですが、このブログを読んでくださっている方は災害時の備えはされていますでしょうか?
私自身も5年前の東日本大震災までは災害時の備えについて考えていませんでした。
幸い震災で家族に被害はありませんでしたが、原発事故や余震で不安な日々を送っていました。
ドラッグストアからオムツやおしりふきが瞬く間に無くなっていったことを今でもよく覚えています。
飲料水に対する不安も広がっていましたし、様々な情報が錯そうしていたので、当時ミルクをあげていたお母さん方はさぞ大変だったろうと思います。
そこで今回は乳児育児中の災害時の備えについて助産師の視点から少しお話をさせて頂こうと思います。
ただし危機管理のプロではないのであくまでも参考程度にして頂ければと思います。

(乳児育児中の備蓄品であると便利なものリスト)
 紙おむつ
 おしりふき
 着替え一式(防寒着も含む)
 タオル
 哺乳ビン
 粉ミルク
 水(ミネラルウォーターは種類によってはミルクに不向きなものもあるので注意)

ミルクをあげるには様々な物品が必要になり、災害時それらをそろえるのは難しいこともあります。
母乳が出れば母乳をあげたいですね。
母乳をあげることで赤ちゃんに安心感を与え災害時のストレスを減らすことも出来ます。

ただ完全母乳の方でも、震災のストレスや栄養状態の悪化により分泌が減ってしまうこともあります。
またお母さんに何かあった場合は他の方が赤ちゃんの面倒を見る事も考えられます。
ですので完全母乳でも哺乳ビンなどの備えがあると安心ですね。
その他、母子手帳はいつでも取り出せるようにしておくことも大切です。
自分に何かあった場合に、ご自分の変わりに赤ちゃんの面倒を見てくれる方々にもあらかじめ備蓄品についてのお話をされておくと安心ですね。

もちろん家族分の備えも忘れずに。
ミルクは温めないと飲ませられないのでアウトドアグッズやカセットコンロなどの準備もしておきたいですね。
自治体からも防災ハンドブック等が出ていますし、一度ご家族で備えについて話し合われてみてはいかがでしょうか?

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白金高輪 海老根助産院
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TEL:03-5791-2591
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